会えない時のために、こんにちは、こんばんは。そしておやすみ。どうも、かず(@eigablog_kazu)です。
今日、紹介するのは、NETFLIXオリジナル映画『群がり』です!
NETFLIXオリジナル映画でおもしろい作品をお探しじゃないですか?
毎週のように新作が増えていっているし、とても全ては追えないですよね。
というわけで、映画好きブロガーのおれが自ら鑑賞し、率直な感想を書きたいと思います。
気になっているけど微妙だったら観たくない、おもしそうな映画だけ観たい、そんな人のための記事です。
今回紹介する映画はNETFLIXオリジナル映画『群がり』。
食用のイナゴを育てている女性が、ある日ビニールハウス内で作業中に負傷。
育てているイナゴが、生き物の血の味を覚え大増殖すると言うホラー映画です。
ホラーですが良い意味で派手さは少なく、淡々と血を好むイナゴが増えていく恐怖を描きます。
虫が嫌いな人はマジで観ない方がいい映画です。
集合体恐怖症の人も厳しいかも。おびただしい数のイナゴが出てきます。
なるべくネタバレなしで感想を書きますね。
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こういう人にオススメ
- 虫嫌いじゃない。
- 集合体恐怖症じゃない。
- ちょっと変わったホラー映画が観たい。
あらすじ
高タンパク食品としてイナゴを養殖しているシングルマザーは、思うように繁殖せずに悩んでいたが、餌として血を与えると上手くいくことに気づく。
予告編
(ほぼネタバレなし)レビュー・解説
怖いというよりも、気持ち悪い。
怖いというよりも気持ち悪いが勝つ映画でした。
子どもの頃は平気だったんですが、大人になった今は大の虫嫌い。
そんなおれにとっては、イナゴたちが血を好むようになる前から、夥しい数のイナゴのショットはきついものがありました。
テレビに映る養蜂の映像とかは問題ないんですけどね。
やはり普段お目にかからないイナゴの大群の絵面はインパクトがあります。
昆虫食の時代が来てもやっていける気がしないです。
決してホラー映画は苦手ではありません。むしろ好き。
ふだんは幽霊、ゾンビなんでも来いといった姿勢ではありますが、本作は普段目にするホラーとはちょっと雰囲気がちがいました。
まず超自然的なことは、起こりません。
- 謎の化学薬品が漏れ出して……
- ブードゥーの呪いで……
- 宇宙からの隕石に……
みたいなことは一切ありません。
育てているイナゴが、たまたま人の血をすすっただけ。
原因はただそれだけなんです。
これが、もしかしたら現実に本当に起こるかもという、得も言われぬ恐怖を映画にもたらします。
また本作はホラー的な描写は、「あの吸血性のイナゴの大群がビニールハウスから逃げ出したら一体どうなってしまうんだ」的な風船が膨らんでいっていつか爆発するかもみたいな緊張させるシーンが多く。イナゴによる実害は後半まで、あまり出てきません。
母の狂気
どちらかというと序盤から中盤にかけては、息子ひとり娘ひとりのシングルマザー(ヴィルジニー)の家族の光景が多いです。
イナゴを養殖する家の生活は決して裕福ではありません。
子どもたちに欲しいものを満足に買ってあげられないヴィルジニーは、なんとしてもイナゴの養殖を成功させないといけない。
その愛情ゆえに、最初は不慮のアクシデントからイナゴに血を吸われますが、物語が進むにつれて自ら血を抜いて与えたり、イナゴの餌のために凶行に走り出したりもします。
(もちろん子どもたちは、母の狂気について何も知らない)
この母の狂気も本作の恐怖ポイントです。
母の狂気と、増殖していく吸血性イナゴの大群。
増え過ぎた血に飢えたイナゴの羽音は、夜でも蝉が鳴くかのごとくの大合唱。
そして最後は皆様のご期待通り……吸血性イナゴが解き放たれる。
夥しいイナゴの群れを思い出すだけで寒気が……