今Apple製品を買うと、一年間無料で視聴できるんだよね。
こういう人にオススメ
・戦争映画ダイジョーブ!
・戦艦に燃える!
・潜水艦に燃える!
・トム・ハンクスが出てたら、大外れはなさそうと考える楽観主義者。
イントロダクション
元々は劇場公開予定だったらしいが、新型コロナウイルスの影響を受けて劇場公開を諦めた作品。
なので元々Appleが製作した映画というわけではなく、元はSONYが作った映画。
第二次世界大戦時、米国から英国へ渡る商船を護衛した駆逐艦を描いた映画。
空からの航空支援が行き届かない海域での、息詰まる攻防が見所!
キャスト&スタッフ
脚本と主演はトム・ハンクス。
不思議な魅力があって、別にイケメンでもないのに映画に出続けているね。(←失礼)
トム・ハンクスの婚約者(?)をエリザベス・シュー。
最近は『デス・ウィッシュ』にも出てたね。

それ以外のキャストはよく知りません。
監督も聞いたことない人です(汗)。
あらすじ
第2次世界大戦下、英国に補給物資を届ける輸送船団を護衛する、クラウス艦長率いる米海軍駆逐艦グレイハウンドと、待ち受けるドイツ海軍潜水艦Uボートの死闘を描く。
映画.comより
レビュー
トム・ハンクス×戦争
今までいくつこの組み合わせがあったでしょう。
『プライベート・ライアン』
『ブリッジ・オブ・スパイ』
『ペンタゴン・ペーパーズ』
さらに出演はせずに製作に関わっているものを加えると、
『バンド・オブ・ブラザーズ』
『パシフィック』など!
上のすべての作品にスピルバーグも携わってるね。
単に金のためではなく、埋もれた歴史の真実を掘り起こして、
一生残る映画に焼き付けるという文化事業をしているようにも感じる。
戦争を描き続けているけど、根っこは戦争の悲惨さを伝える反戦の思想で、完全にラブ&ピースだ。
で、何度目かの戦争映画なんだけど……
良くも悪くも、今までのトム・ハンクスの映画をパッチワークしたような作品でした。
単にトム・ハンクスが多くの映画に出てるからそういう風に見えたのかも。
トム・ハンクスが艦長だと『キャプテン・フィリップス』を思い起こさせるし。
婚約者を置き去りにして、孤軍奮闘するのを観てると『キャスト・アウェイ』を想起させる。
面白い映画だから、手放しで褒めたいんだけど、なんかその辺が一瞬ノイズになる。
トム・ハンクスに声をかけたどこぞの映画人の、
「トム・ハンクス作品の本歌取りや!(どやあ)」を感じる。
と重箱の隅を突くような批判はこれまでにして……
戦艦映画として、ディティールが最高!
あまり戦艦とか潜水艦が出てくる映画を見たことないから新鮮だったんだけど、
大戦中の船の戦いはとにかくアナログ!
・レーダーは一応あるけど、目視を多用!
(夜だと味方の船に敵と間違われて、撃たれたりする)
・敵の位置を速度などから手計算で算出!
・敵の潜水艦に無線を傍受される恐れがあるので、モールス信号とかね。
今だと考えられないね。
あと敵の潜水艦側もなかなかアナログで、酸素の補給のために海上に出る必要があるらしい。
まるで鯨が息継ぎでもするみたいに、やむなくざっぱーんと海上に出てきて、そこを迎え撃たれたりする。
(劇中にあったシーンなんだけど、ほんまかいな!)
本作に出てきた描写じゃないけど、『レッドオクトーバーを追え』だか『Uボート』だかに、レーダーに探知されないように、潜水艦側は潜水艦側でエンジンを止めたり、乗組員が黙るとかもあったような気がする。
また本作はカメラがトム・ハンクスが乗っている駆逐艦から全く出ないので、
『ジョーズ』みたいな海をひとつの密室として扱ってる映画だったりもする。
ワンシチュエーションでひたすら海洋での追いかけっこと戦いを描く、
海版『マッド・マックス 怒りのデスロード』感もある。
ひとつのシチュエーションだけど、荒れた海、凍てつく海、夜の海など、
状況が刻々と変化していくので飽きさせない。
余談だけど、本作よりもディズニーの『モアナと伝説の海』の方が、
おれ的にはより海版『マッド・マックス 怒りのデスロード』感が強い。
おれ的評価
面白いのでめっちゃ見て欲しい。
アップル製品を買えば、一年無料で見れるので、購入予定がある人はぜひ!
買わなくても一週間の無料期間があるので、その間に観るのもありかも。
この映画が好きな人へのおすすめ作品
・『Uボート』
ウォルフガング・ペーターゼンの名作潜水艦映画。ナチス側からの目線で描く。
これを見てると、普通にナチス側を応援しちゃう不思議。最後がめちゃくちゃ切ない。
・『ダンケルク』
鬼才クリストファー・ノーランの戦争映画。陸・海・空それぞれの視点から脱出作戦を描く。見ていると、本作にも影響を与えているような気がする。