劇場公開作品

この映画、神が不在!『聖なる犯罪者』

かず
かず
今回紹介するのは、『聖なる犯罪者』です。
通りすがりの女性
通りすがりの女性
どんな話なの?
かず
かず
元犯罪者が自分を司祭と偽って、村でミサをしちゃったりするお話だよ〜。しかも現実にあった話!
通りすがりの女性
通りすがりの女性
なにそれ、めっちゃ面白そう!
かず
かず
けど、これが判断が難しいところ……駄作ってわけではないんだけど。うーん。

自己紹介

かず
かず
やんごとなき子ども時代に平成ゴジラを入り口して映画にハマり、今は毎日NETFLIXに張り付いている眼鏡男が、おすすめできるか否か観た映画のレビューをつらつらと書きます。

極力ネタバレなしで、良さを伝えることをモットーにしています。
神戸市内でよく映画を見てます。
プロフィール

こういう人にオススメ

・人間ドラマが好き
・バレるバレないのサスペンス!

イントロダクション

フランスとポーランドの映画。
少年院上がりの男が自分を司祭になりすます、お話。

かず
かず
言葉がチンプンカンプンすぎて、耳からはストーリーがちっとも入ってきません(笑)

あらすじ

少年院で出会った神父の影響で熱心なキリスト教徒となった20歳の青年ダニエルは、前科者は聖職者になれないと知りながらも、神父になることを夢見ている。仮釈放が決まり、ダニエルは少年院から遠く離れた田舎の製材所に就職することになった。製材所への道中、偶然立ち寄った教会で出会った少女マルタに「司祭だ」と冗談を言うが、新任の司祭と勘違いされそのまま司祭の代わりを任された。司祭らしからぬ言動や行動をするダニエルに村人たちは戸惑うが、若者たちとも交流し親しみやすい司祭として人々の信頼を得ていく。一年前、この村で7人もの命を奪った凄惨な事故があったことを知ったダニエルは、この事故が村人たちに与えた深い傷を知る。残された家族を癒してあげたいと模索するダニエルの元に、同じ少年院にいた男が現れ事態は思わぬ方向へと転がりだす…。

(引用元:公式サイトより)

キャスト&スタッフ

元は少年院に入っており、小さな村で司祭に成り代わる男ダニエルを演じるのは、バルトシュ・ビィエレニア。
金のために聖職者になるわけではなく、一応クリスチャン。
しかし前科者ということで聖職者への道を断たれている。

この俳優さん、お初にお目にかかります。
なんか目が怖いです。
目つきが悪いとかではなく、何を考えているかわからないという不気味な感じ。

ヒロインであるマルタを演じるのは、エリーザリチェムブル。
この方もお初にお目にかかります。

かず
かず
劇中でポロリもあるよ。

そして、ダニエルの過去を知るピンチェルを、トマシュ・ジェインテック。
こいつがバレるバレないサスペンスの鍵を握ります。

監督は、ヤンコマサ。
現在NETFLIXでオリジナル映画『ヘイター』が配信されています。
ちなみに脚本家も『聖なる犯罪者』と同じだよ。

レビュー

評価が非常に難しい映画です。

なんていうのこの映画に対して凡作と言ってしまうと、まるで映画がわかっていない人みたいに思われてしまいそうです。

だけど俺はわりと平凡な映画だと思いました。

映画の題材として宗教を扱うので、わかる人にだけわかる深淵なものみたいなものが隠されていそうで、別に隠してもなさそうな感じ。しかも宗教というセンシティブな腫物を扱うので、面と向かって非難がしづらい。

頭が良さそうなフリが、すごい上手い映画って感じ。
じゃあ、駄作なのかというとそうではない!

かず
かず
「頭が良さそうなフリがすごいうまい映画」というのは、監督の確かな技術の現れだし。

村で起こった悲惨な交通事故への、偽司祭、被害者と加害者の関係が描かれるんだけど……

・被害者も加害者も、誰もが清廉潔白ではない。
・司祭が偽物だろうと、人によっては救い。
・バレるバレないのサスペンスは最高!

という紋切り型の感想がまずは頭をよぎる。
だけど、これでは感想として平凡すぎる。

観てから考え続けて至った結論。

この映画の物足りなさは、宗教を扱った映画なのに神が出てこなかったなのかもしれない。

別に他の宗教映画に、
「私だ」
「お前だったのか」
「また騙されたな」
「全く気付かなかったぞ」
「暇を持て余した神々の遊び」
みたいに神様が出てくるわけではない。

しかし他の多くの宗教を題材にした映画は、不在の神を中心として右往左往する人々を描くことによって、中心にいる不在の神の特別な存在が際立つ。

本作は不在の神を中心にして人々が右往左往するのではなく、
偽司祭のダニエルを中心にして人々が右往左往するので、
他の宗教を扱った映画のような、なんだか深淵な感じは若干薄いのかなあ。

宗教映画成分30%、犯罪映画30%、人間ドラマ40%みたいな配分なので、
どれかを期待して見にいくと、若干の食い足りなさを感じます。

メル・ギブソンが監督した『ハクソー・リッジ』なんかは、
「戦争映画と宗教性が渾然一体と混ざり合った、すごい映画だったんだなあ」と今更ながら思います。

補足

ちなみに補足として、司祭というのはカトリックでの呼び方で、神父とほぼ同義です。
プロテスタントは牧師ね。

劇中で何度かミサのシーンがありますが、プロテスタントでは礼拝にあたります。

さらに言うと、カトリックの司祭は生涯独身を貫かないといけないので……劇中で主人公のダニエルとヒロインがベッドインするのは、本当はダメダメなことです。

かず
かず
あそこでヒロインのマルタはどう思ったんでしょうね。

おれ的評価

かず
かず
吹き出しの内容 悪くないけど、想定の範囲なの面白さでした。
なのでで!

この映画が好きな人へのおすすめ作品

『沈黙』
遠藤周作の『沈黙』を、まさかのマーティン・スコセッシが映画化!
日本人キャストもいっぱい出てるよ。
不在の沈黙した神に人々が右往左往しています。かなり俺好み。


予告編

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