原作は未読なんだけどね。
こういう人にオススメ
・中島裕翔が好き。
・菅田将暉が好き。
・どんでん返しに驚きたい!
・芸能界の裏のドロドロを覗き観てみたい。
(あくまでフィクションだけどね)
イントロダクション
NEWSの加藤シゲアキの同名の小説を映画化した一作。
順調にキャリアを積み上げてるかのように見えた、若手のスター俳優が自殺するシーンから物語ははじまる。
作者自身が芸能界に身を置くこともあり、起きている事、出てくるヤバイ人間など「実在のモデルがいるのでは?」と思ってしまう。
キャスト&スタッフ
冒頭で自殺する若手スター俳優を演じるのは、主演は中島裕翔。
劇中での愛称は”ごっち”
Hey! Say! JUMPに属してますが、ごめんね。
ジャニーズに詳しくないのでグループでの顔がどんな感じかはよく知りません。
半沢直樹のシーズン1で、堺雅人の部下として出ていて、その時は素直にいい役者だなあと思いました。
そして中島裕翔の幼少期からの幼なじみを、菅田将暉。
劇中ではスターの階段を駆け上がる中島裕翔とはちがい、くすぶっておりクズ街道まっしぐら。愛称はりばちゃん。
コテコテの関西弁でオールナイトニッポンのキャラと同じで、「ほとんど役作りしてないんじゃね?」と思いつつも、決める部分はバシッと決めるので、いい役者です。
さらに2人の幼なじみ役として、夏帆。
ちなみに本作のテーマソングはアジカンの『Right now』という曲なのだが、そのMVにもでてる。
ちなみにMVの監督も、本作とおなじ行定勲。劇中と似たような演出もでてくるよ。
そして、キャストとしてクレジットされているものの、
なかなか出てこないのが柳楽裕也!
彼の役どころは今のところヒミツで!
監督は行定勲。
セカチューがすっっごく嫌いで、それ以降の作品(ほぼすべて)を観てないんだけど、
窮鼠がいい映画だったので、ちゃんと観てみようかなあと思った次第!
てゆうか、今思うとセカチューは行定勲が悪いんじゃない!原作の片山恭一が悪いんや!
今思うと、片山恭一ってセカチューがまぐれでヒットした盛大な一発屋だよね。

あらすじ
知名度のほとんどない俳優・河田大貴(菅田将暉)は、少年時代から友情を深めてきた人気俳優、白木蓮吾(中島裕翔)が急死したことで一躍世間の注目の的に。白木はなぜこの世を去ったのか。自ら命を絶ったのか他殺なのか。混沌とした状況の中、河田は……。
シネマトゥデイより
レビュー
この映画はどんでん返しありきの映画なんだけど、そのどんでん返しが中盤で起きるんだよね。
どんでん返し後も物語はつづくので、ネタバレを避けつつ、物語の感想を書くのが非常に難しい!
とりあえず最初は、ネタバレなしで書くね。
どんでん返しが起こるまでは、俳優たちの演技のアンサンブルと相まって、まず青春映画として素直におもしろかったです。
序盤で将来起こる悲劇(主人公の自殺のこと)や、序盤での主人公の姉の自殺のことなど、濃密に死の匂いが漂っており、幸せそうなのに観ていて不安になってくる。
(また将来自殺することが予告されているけど、)
中島裕翔がスターの階段を登るのと、努力が報われず(してるかわからないけど)くすぶって、友人の出世を指をくわえて眺めることしかできない菅田将暉の演技がうまい。
スターの階段を登るにつれて、三人の心が離れ離れになっていくっていうほろ苦さ!
【ここからネタバレ】中盤以降について
公式でも「幕開けから62分後の衝撃」とうたってるんだけど、
俺はふつうにビックリしました。
ネットで他の人の感想を見てみると、原作を読んでる人には不評なのかな。
何が起きると言うと……
劇中で急にどこからともなく「カット〜!」の声が入り、画面内に知らない人がずしずし入り込んでくるのだ。
そこでわかる。
中盤までの展開は、すべて映画の中の映画だったということが!
劇中では柳楽裕也が演じる若手売れっ子俳優が自殺しており、その友人だった中島裕翔が彼の生き様を小説にして、それを映画化したのが前半までの内容なんだよね。
最後の最後にどんでん返しが起きるわけではなく、中盤に起きるってのが重要なポイントで、最後に起きたらそれはミステリーとかサスペンス映画。
これは中盤に起きることによって、それからも青春映画として物語は続くのだ。
しかも甘い青春映画ではなく、オトナのビターな青春映画が。
序盤の映画内映画でイケてなかった菅田将暉は現実世界では売れっ子俳優で、
しかも嫌なやつっていう!
逆に主人公は、ようやくチャンスを手に入れた売り出し中の俳優。
映画内映画では天使のようだった夏帆も、映画内の現実世界ではただのビッチという……。
死んだ人の実話を物語にして売れようととするものだから、あらぬ疑いをかけられたり、
やっかみを受けたり、まあ大変。
おれ的評価
俺は好きだぞ。芸能人御用達の会員制のバーが出てきたり、芸能界のダークサイドが垣間見れて楽しい。
作者自身が芸能人なので、「本当にあるのでは?」と疑ってしまう。
この映画が好きな人へのおすすめ作品
『トゥルーマン・ショー』
多くは語るまい!ぜひみてほしい。
『ピンクとグレー』をネタバレつきで書いたんだから、内容は察しろ!
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
岩井俊二が監督して、綾野剛と黒木華主演の不思議な映画。
これも演じることに関する映画だと思っている。
俳優がお芝居をするという意味ではなく、ぼくら一般人が普段の生活の中で嘘をついたり、
空気を読んで周りに合わせるという意味での演技に関する映画かな。
予告編
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