劇場公開作品

『007/カジノ・ロワイヤル』ネタバレ解説。ヴェスパーという暗証番号に秘められた小ネタも。

「きみは僕のタイプじゃない」
「どういうとことが?」
「未婚だ」

かず

どうも、かず(@kazu_eigablog)です。本ページでは『007 カジノ・ロワイヤル』の解説や小ネタについて書いています。

『007カジノ・ロワイヤル』はとても面白い作品ではあるのだが、上映時間の関係か重要なシーンをさらっと流したりする。なので、ちょっとわかりづらいシーンがある。

例えば「ヴェスパーやマティスって結局だれ?いいやつなの?悪いやつなの?」とかね。
あとは「意味深に出てきた単語エリプシスってなに?」とかそう言ったものを解説します。

当然ですが、ネタバレを含みます。

>>ネタバレを含まないレビューはこちら
【国家予算でポーカー!】『007 カジノ・ロワイヤル』のあらすじとレビュー!(実は三度目の映像化)

【ネタバレ】Q.エリプシスとは何なのか? A.扉の暗証番号です。しかし…

エリプシス
007ビギナー

先生!『エリプシス』というのが、一体何なのかわかりませんでした。

かず

ズバリ! 劇中の空港の扉の暗証番号です。

最初に登場したのは、冒頭のマダガスカル。
パルクールが得意な爆弾魔の着信履歴に「エリプシス」という単語は出てきました。

“ELLIPSIS”は「省略」という意味ですが、その言葉自体には深い意味はありません。

扉のパスコードが英単語なのは不思議だなあ、と思った方もいるかもしれません。

しかし、これは暗号で携帯のキーパッドの“35547747”に対応しています

空港の扉の番号を、暗号を使って伝えていたのでしょう。

カジノの賞金を送金するためのパスワード、”ヴェスパー”も……

物語終盤。ル・シッフルの拷問にも耐え抜き、湖畔の診療所で目覚めたジェームズ・ボンド。
スイス銀行の人間に、カジノでの賞金を送金するために、口座番号とパスワードの入力を求められる。

その際に暗証番号としてヴェスパーの名前を言う。

これも「VESPER」と入力することで、837737と入力したことになるのである。

ボンドがヴェスパーと出会った時に受け取った最初の軍資金は、1500万ドル。

日本円換算で約16億円になります。めちゃくちゃ高額です。

ちなみに、カジノ・ロワイヤルでのボンドが勝ち取った賞金は、1億2000万ドル。
これを日本円に換算すると、130億円くらいに相当する。
最終的には8倍にまで増やしている。

かず

それだけのお金を失ったら、ル・シッフルはムキになって、ボンドのお尻をぺんぺんするよね。

【ネタバレ】Q.ヴェスパーとは何者なのか? A.二重スパイでした。

ヴェスパー
引用元:IMDb

ヴェスパーは表向きはFATF(Financial Action Task Force:ファイナンシャルアクションタスクフォース)の人間です。日本語では、金融活動作業部会と訳されます。

マネーロンダリングやテロ資金供与対策に関する国際的な基準策定機関になります。

かず

ちなみにヴェスパーは、原作小説だとS課所属の秘密情報部員です。

裏では犯罪組織クォンタムの手先でした。

恋人をル・シッフル一味に人質に取られていたヴェスパーは、ボンドが負けるように仕向けようとしました。

しかしボンドが拷問された時に、ボンドを助けたのもヴェスパーでした。
その時すでにボンドのことを愛していたので。

金がちゃんと組織に渡るようにヴェスパーが裏で交渉した結果、ボンドは一命を取り留めました。

ボンドと結ばれた後ヴェニスのホテルで携帯をわざと部屋に忘れ、ボンドが真相にたどり着けるようにしました。

結果的に裏切りものでしたが、ひとり贖い正義を貫いたとも言えます。

【ネタバレ】Q.ルネ・マティス裏切り者なのか? A.『カジノ・ロワイヤル』の時点では、グレーな存在。

マティス
引用元:IMDb

マティスは映画版では連絡役として登場しました。
ですが、原作ではフランス参謀本部第二局局員の人間です。

ル・シッフルによる「マティスは友だち」発言により裏切り者かと思われましたが、実際はただのブラフでした。

しかしボンドの見立てでは、『カジノ・ロワイヤル』の時点では裏切り者かどうかはグレー。

次作『慰めの報酬』で白(潔白)が確定します。

【ネタバレ】Q.カジノで資金援助してくれた黒人は誰? A.CIA所属の諜報員フェリックス・ライターです。

フェリックス
引用元:IMDb

フェリックス・ライターはCIAのエージェントです。

『カジノ・ロワイヤル』ではしれっと登場しましたが、ボンド映画の初期作品にはよく出てきていました。
黒人の俳優が演じるのは『カジノ・ロワイヤル』がはじめてです。

007カジノ・ロワイヤルの小ネタ

アストンマーチン
引用元:IMDb
  • Mの自宅(と旦那の背中)がはじめて映る!
  • 冒頭に出てくる爆弾魔とボンドが追いかけっこをする建設中のビルは、『サンダーボール作戦』に出てきたホテルの隣にある建物。今は軍の施設になっている。
  • SONY資本のコロンビア映画が製作に入っているので、電化製品がSONYだらけ!
  • ボンドが運転するアストンマーチンがヴェスパーを避けるために横転するシーン。アストンマーチンは7回転するが、それは当時のギネス世界記録。

関連データ

007を演じた俳優

ボンド
引用元:IMDb

ダニエル・クレイグ

ちなみに007を名乗るタイミングは、エンディングの直前。

本作でボンドの訪れた国

  • マダガスカル
  • バハマ
  • モンテネグロ
  • ヴェニス

今作のヴィラン(悪役)

ル・シッフル
引用元:IMDb

ル・シッフル

血の涙を流す男。数学の天才。

大型旅客機製造会社「スカイフリート」の株の空売りに失敗し、その損失を埋めるべく、モンテネグロで行われるポーカーゲームに参加する。

シッフルはフランス語で”数字”という意味。原作小説によると、改名してル・シッフルが今の本名のようです。
ちなみにファースト・ネームは定めてないとのこと。

そして、たまに喘息の吸入薬のようなものを吸っていますが、あれは喘息の薬ではなくベンゼドリン<中枢神経系興奮薬>だそうです。麻薬ですね。

演じていのは、北欧の至宝ことマッツ・ミケルセン。

冷徹な悪役を演じることが多い気がします。
ファンタスティク・ビーストの続編では、グリンデルバルド役をジョニー・デップから引き継ぎます。

関連作品>>

  • ドクター・ストレンジ
  • ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーズ
  • ドラマ『ハンニバル』
  • ゲーム『デス・ストランディング』

などなどなど!

ボンドガール

ヴェスパー・リンド
引用元:IMDb

ヴェスパー・リンド

国家予算をポーカーの軍資金にするカジノロワイヤルでのポーカーの、ボンドのお目付役として派遣される。

演じるのは、エヴァ・グリーン

ちなみに『悪党に粛清を』という西部劇の映画では、マッツ・ミケルセンと共演しています。

関連作品>>

  • ダーク・シャドウ
  • ダンボ
  • 悪党に粛清を
ソランジュ・ディミトリオス
引用元:IMDb

ソランジュ・ディミトリオス

武器商人アレックス・ディミトリオスの妻。
演じるのは、テリーナ・ムリーノ

秘密兵器

前作までとちがい、リアル路線になった本作では奇想天外な秘密兵器はほぼ出てきません。
強いていうなら、ボンドの体に埋め込んだセンサーや、AEDなどを搭載したアストンマーチンでしょうか。

登場したボンド・カー

最初はフォードの車に乗っていたが、ポーカー勝負に勝ちアストンマーチンDB5を手に入れる。
その後モンテネグロのミッションでは、アストンマーチンDBSを支給される。

ダッシュボードにはワルサーP99とAED、医薬品などを装備。

【KINTO】

使用していた時計

  • オメガ「シーマスター ダイバー 300m」Ref.2220.80
  • オメガ「シーマスター・プラネットオーシャン」Ref.2900.50.91
トケマッチ

出てきたお酒

ヴェスパー・マティーニ
引用元:IMDb

ヴェスパー・マティーニ

ジェームズ・ボンド命名のオリジナルマティーニ
配分は以下のものになります。

  • ドライ・ジン = 90ml
  • ウォッカ = 30ml
  • キナ・リレ (リレ・ブラン) = 15ml
  • レモンの果皮 (飾り用)

主題歌

「You Know My Name」
クリス・コーネル

関連作

前作
『007 ダイ・アナザー・デイ』
主演は、ピアース・ブロスナン

次回作
『007 慰めの報酬』
カジノ・ロワイヤルの直後から話がはじまります。
だけど、知らなくても観れるバランス。

>>【シリーズ屈指のハードアクション】『007慰めの報酬』あらすじとレビュー!

スタッフ・データ

監督マーティン・キャンベル
>>関連作
『007 ゴールデンアイ』
脚本ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
ポール・ハギス
プロデューサーバーバラ・ブロッコリ
マイケル・G・ウィルソン
編集スチュアート・ベアード
>>関連作
『007 スカイフォール 』
撮影フィル・メヒュー
>>関連作
『007 ゴールデンアイ』
『007 スカイフォール 』
音楽デヴィッド・アーノルド
>>関連作
ピアース・ブロスナンがボンドを演じた一部のシリーズ
007 トゥモロー・ネバー・ダイ
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
007 ダイ・アナザー・デイ
日本公開年2006年1月
上映時間144分

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